青春時代に綴った詩集です。
とある世界観
「世界」って時々 おもしろい「世界」って時々 興味深い考えてみれば 一人ひとりに その人の「世界」があるわけでしかもそれが 独りでいくつも 持ってたりもするわけででも み~んな ひっくるめちゃった 一つの「世界」に 生きていてそれもまた 「…
「自分」というもの
「自分」は誰か と問われても「自分」に答える すべはないだって「自分」は 他を犠牲にして生きている脆く 儚い 幻にすぎないもし 世界がなくなったら 「自分」も死んでしまうけれどもし 「自分」が死んだとしても世界にはきっと何の影響もないだろう…
堕天使の玩具箱
翼をひろげて 天を翔けようここは 堕天使の玩具箱神サマなんて くそくらえだ悪魔や背徳者の 楽園さ自分以外に 主はいない翼をひろげて 空に歌おうここは 堕天使の玩具箱とくと見よ かの有名なアダムとイヴも ここにいる自由を求めて ここにいる
旅人の言い分
旅をするのは 大好きだたとえ その時 どんな感想を もとうとももし この後 嫌な旅 しか しなくてもきっと 旅は 嫌いになれない日常から 抜け出してまったくの 異端物の 気分を味わうただの ちっぽけな 根無し草として自分とその周りを見直す …
バカの哲学
僕は 誓って言うけれどマンガやアニメや小説やゲームや映画の 主人公じゃ ないやっぱり 自分の命は 惜しいし性格が最悪なのも 否定しない多分 ろくでもない 人生きっと後世にも 名なんて 残らないそれでも いいや 僕のせいで運命の歯車が 少し …
空の旅
幾層にも重なっている 雲の絨毯が きれい星のように 小さな車のライトがつくるひとつながりの ラインが きれいうつろいゆく 空の色が きれいゆるくカーブを描く 「雲平線」が きれい紺碧の空に浮かぶ 刃のような三日月が きれいきれいすぎて 怖い…
多面性
例えば 「言葉」ひとつを 例にとってもやっぱり 多面性は 否めないどこまでも さりげなく 存在を誇示する時に美しく 時に残酷時に汚らしく 時に優しい何気ない その「一言」は人を救いもするし 死に到らせもする傷つけることもあるけど 慰めること…
食いしん坊の風流
春 桜吹雪の舞い狂う季節花を愛でつつ 苺をつまむ夏 セミのやたらとうるさい季節風鈴聞きつつ アイスとスイカ秋 紅葉の美しい季節大地の恵み 食べたい放題冬 雪の真白い季節炬燵にもぐって 肉まん ミカン
ずっと ずっと どこまでも…
ずっと ずっと どこまでも いきたいそれは 昔の 幼い 夢僕はもう 人生は有限だと 知ってるし世界が最早 そんなに広くないのも 知っているそして 僕が全てを知ることなど ないだろうということもそれでも 儚い 夢を見たずっと ずっと どこまで…
For My Dear Friend
君の笑顔の 眩しさに僕は 思わず 目を細めた――あまりにも 切なくて君はいつも 明るくて周りに 自然と 人の輪ができる僕はいつも 入っていけなくて隅で ぼんやり 眺めてた君みたいになれたら 良かったのにでも 僕は 知らなかった誰にも 苦しい…
悩んだ時に思ったこと
すごく ゆううつ八方ふさがりな 気がする自分は 何を するべきなのだろう自分は 何が したいのだろう?何もかもが 信じられない光は 正義?闇は 悪?自分は 一体 何者なのだろう?目の前の 物事を やっていこうか?目の前の 現実を 信じてみよ…
All Alone
ときに まわりが ひどく「うるさい」ときに まわりを 離れて「ひとりに なりたい」ときに まわりに 言った「ほっといて」Please leave me aloneまわりと つきあうのは正直 あまり 得意じゃ ないんだそれでも 孤独に なって…
空に詠う詩
空に 手を のばした特に あては なかったけれど太陽に 青空に白い雲 黒い雲夕焼け 朝焼け霞とか 霧とか雨へと 雪へと空に 手を のばした様々な ものを 求めて夜空の三日月 またたく星々歌うそよかぜ 雨上がりの虹
気まぐれの結果
ほんの 気まぐれに 言葉を紡ぐ別に 何かを 期待してたわけじゃ ないけどただ ホントに 本当の 気まぐれ何か 特別に 考えてたわけでも ないほんの 気まぐれに 何かをする別に それが したかったわけじゃ ないけどただ ホントに 本当の 気ま…
後悔
いつから 僕は子供らしさを 失っていったのだろう?物事を どこか冷めた目で見て素直に 期待 できなくなってあまり 感動 することもなくただ繰り返す ルーティンワーク大人になろうと 背伸びしすぎて失ったものの 大きさに気付く頃には 全て 遅す…
一人でいるということ
最早 何曲歌ったか わからないメロディ 張り上げるのを 諦めて ため息独りしか いないのは むなしい一人でない時を 知っているから二人用のホテルの部屋でベッドに一人腰かけて歌ったよ誰もいない空間を 埋めたくて独りでいる 寂しさを ごまかした…
素朴な疑問
どうして 僕は 人間に生まれたのだろう?人間じゃなかったらこんなに 悲しまずに すんだのにどうして 僕は 人間に生まれたのだろう?人間じゃなかったらこんなに 悩まずに すんだのにどうして 僕は 人間に生まれたのだろう?人間じゃなかったらこん…
思ったこと
思ったことを まとめあげるのは 難しいうまく 表現 できないどころか下手をすると 思い出すことすら できなくなる思ったことを 他人に伝えるのは 難しい自分も うまく 伝えられないけれども相手が わかってくれるとも 限らない思ったことを 表に…
世界の夢
うつら うつら 眠りに おちるボクは ひとり 儚い夢 をみるほのか な闇に 浮かぶ 淡い光月から 下りる 銀鎖の 揺り籠夜空に おどる あまた の星々遠くに 広がる 町の灯 の宝石雨降る 風吹く 太陽が 燃える昼夜は 巡って トキが 流れる…
さよなら
「さよならは 言わない」そんな台詞 君からは聞きたくは なかったけれど君にとって ボクという人はさよならも 言う価値のないそれだけの 関係に すぎなかったのですねあまりにも たくさんの人がさよならも 言わずにボクを 見捨てて 行ってしまった…
眠りの前の祈り
今日も 一日が 終わって僕は そっと 息をつく終わった その日に 感謝を 捧げて巡る 太陽に 尊敬を瞬く 星々に 憧れを微笑む 月に 崇拝をさわやかな 流れに 戯れを気まぐれな そよ風に 心の夢をはじける 光に 未来と希望をまどろむ 闇に …
雪
雪や コンコンサラサラと 降りゆく半透明の 薄いヴェールが現実を覆って 白く染めゆくああ 白銀の 幻想舞台陽の光が 目に眩しく音も無い 静寂の空間は時すら 通わない 銀の夢雪や コンコンいつかは 溶ける眠りの世界から 醒めて色とりどりの 現…
悲しい別れ
―――こんなつもりじゃ なかったのにそう言って悲しく 微笑う運命を信じてる わけじゃないでも こんな偶然って ありえないよねぇ どんな言葉を かけたらいいの?ボクは 何も 言えないよ何か言ったら それだけで貴方は 儚く 消えてしまいそう優し…
大志をいだこう!
Hop! Step! Jump!!大空に 手を広げてHop! Step! Jump!!行く手には ムゲンの広がりがある好きなことばっかり やりたいしたくないコトなんて どうでもいい!やっぱ生まれたからには 夢はでっかく世界征服!! と声を大…
眠り
眠りの淵に 佇んで夢の底を 垣間見るたゆたう 想いを 支配するのは懐かしくも 悲しい 過去の幻かはたまた まだ見ぬ 未来の影かまどろむ 神の 見る夢を人の子は 知ることは ない彼等は 神では ないのだから人の子が 夢に 託したものを果たして…
冒涜
神なんて 要らないこんな世界 捨ててしまって構わない昇れるところまで昇ったらあとは 堕ちていくだけさ人も 世界も ――神でさえも堕ちていくのが 世の流れならばそんな世の中 滅亡すればいいんだ抗うなら とことん抗ってやるたとえ 悪魔や堕天使…
夕暮れの旅愁
見上げる空は 夕暮れに近く揺らめく月は 望月に 近い広がる雲は 鳳凰にも似て紅き翼は 星々をもくるむ儚きかな 人の生は あまりに短く悲しきかな 世界は あまりにも広い営み映して瞬く 天地の宝石は手を伸ばせど届かぬ 遥けき彼方
桜吹雪
サクラフブキ 桜吹雪春の陽気に舞う 冬の名残真昼の光に 白く輝き白昼夢の影に 哀しく酔わす桜の木の根元には 永遠の眠り人がいてその血を吸った花が 薄い紅に染まる血の涙は冷たいけど 溶けないよ春爛漫の風の中 冬の刻に囚われたまま紅き満月は 常…
風薫る季節
――風が吹く緑の風が吹くよはじける光が クスクス微笑うくるくる舞うのは 木漏れ日で蝶の翅が キラキラ輝くやんわりと陽光が ベールをかけるさわさわ歌う 青葉の子守唄軽やかに 風が駆け抜ける次の季節を 引き連れてもうすぐ始まるは 灼熱だけどその…
氷の涙
──貴方は泣いていても 嘘泣きにしか見えないのね──泣かないわけじゃないのよただ 人のように 泣けないだけそう見えるだけよ と ごまかしたけどその嘘だって いつばれるかしらね本当の涙なんて…とっくの昔に枯れたわよく気の付く人だから 本当のこ…
月と星の夜に
――闇をたたえた 星月夜幾万の星々が 見守る中月の雫の スポットライトが落ちる舞台に立つのは だぁれ?廃墟に佇む 影が一つ旅人は夜空を見上げるその手にあるのは 愛用の楽器静寂が支配する夜空に一筋の音色が流れゆく拍手をする観客は いないのに旅…
天使のような人
とんでもない お人好しがいていっつも 無理してまで友達の言うことを 聞いていたいつかその人のことを 大バカ だと言ったけどその時も ただ笑って 聞いていたね辛くないのと 尋ねてもこれで幸せなんだと にっこり 微笑った本当は うらやましかった…
存在意義
時たま 思う時たま 悩むねぇ 私はまだ ここにいて いい の?多分 誰も私の 満足する答えは 返さないそして 私も決して 聞けない な…わかっているだけにきっと 私が思うより私は 役に立たない 存在できっと 私が思うより違う行動を 求め…