Twilight

存在意義

時たま 思う時たま 悩むねぇ 私はまだ ここにいて  いい の?多分 誰も私の 満足する答えは 返さないそして 私も決して 聞けない  な…わかっているだけにきっと 私が思うより私は 役に立たない 存在できっと 私が思うより違う行動を 求め…

天使のような人

とんでもない お人好しがいていっつも 無理してまで友達の言うことを 聞いていたいつかその人のことを 大バカ だと言ったけどその時も ただ笑って 聞いていたね辛くないのと 尋ねてもこれで幸せなんだと にっこり 微笑った本当は うらやましかった…

月と星の夜に

――闇をたたえた 星月夜幾万の星々が 見守る中月の雫の スポットライトが落ちる舞台に立つのは だぁれ?廃墟に佇む 影が一つ旅人は夜空を見上げるその手にあるのは 愛用の楽器静寂が支配する夜空に一筋の音色が流れゆく拍手をする観客は いないのに旅…

氷の涙

──貴方は泣いていても 嘘泣きにしか見えないのね──泣かないわけじゃないのよただ 人のように 泣けないだけそう見えるだけよ と ごまかしたけどその嘘だって いつばれるかしらね本当の涙なんて…とっくの昔に枯れたわよく気の付く人だから 本当のこ…

風薫る季節

――風が吹く緑の風が吹くよはじける光が クスクス微笑うくるくる舞うのは 木漏れ日で蝶の翅が キラキラ輝くやんわりと陽光が ベールをかけるさわさわ歌う 青葉の子守唄軽やかに 風が駆け抜ける次の季節を 引き連れてもうすぐ始まるは 灼熱だけどその…

桜吹雪

サクラフブキ 桜吹雪春の陽気に舞う 冬の名残真昼の光に 白く輝き白昼夢の影に 哀しく酔わす桜の木の根元には 永遠の眠り人がいてその血を吸った花が 薄い紅に染まる血の涙は冷たいけど 溶けないよ春爛漫の風の中 冬の刻に囚われたまま紅き満月は 常…

夕暮れの旅愁

見上げる空は 夕暮れに近く揺らめく月は 望月に 近い広がる雲は 鳳凰にも似て紅き翼は 星々をもくるむ儚きかな 人の生は あまりに短く悲しきかな 世界は あまりにも広い営み映して瞬く 天地の宝石は手を伸ばせど届かぬ 遥けき彼方

冒涜

神なんて 要らないこんな世界 捨ててしまって構わない昇れるところまで昇ったらあとは 堕ちていくだけさ人も 世界も  ――神でさえも堕ちていくのが 世の流れならばそんな世の中 滅亡すればいいんだ抗うなら とことん抗ってやるたとえ 悪魔や堕天使…

眠り

眠りの淵に 佇んで夢の底を 垣間見るたゆたう 想いを 支配するのは懐かしくも 悲しい 過去の幻かはたまた まだ見ぬ 未来の影かまどろむ 神の 見る夢を人の子は 知ることは ない彼等は 神では ないのだから人の子が 夢に 託したものを果たして…

大志をいだこう!

Hop! Step! Jump!!大空に 手を広げてHop! Step! Jump!!行く手には ムゲンの広がりがある好きなことばっかり やりたいしたくないコトなんて どうでもいい!やっぱ生まれたからには 夢はでっかく世界征服!! と声を大…

悲しい別れ

―――こんなつもりじゃ なかったのにそう言って悲しく 微笑う運命を信じてる わけじゃないでも こんな偶然って ありえないよねぇ どんな言葉を かけたらいいの?ボクは 何も 言えないよ何か言ったら それだけで貴方は 儚く 消えてしまいそう優し…

雪や コンコンサラサラと 降りゆく半透明の 薄いヴェールが現実を覆って 白く染めゆくああ 白銀の 幻想舞台陽の光が 目に眩しく音も無い 静寂の空間は時すら 通わない 銀の夢雪や コンコンいつかは 溶ける眠りの世界から 醒めて色とりどりの 現…